書名 | 世界の鳥の民話 | |
シリーズ名 | 世界民間文芸叢書 | |
著者 | 日本民話の会・外国民話研究会 | |
本体価格 | 2300円 | |
ISBN4-8382- | 9065-9 | |
発行年月 | 平成16年6月 | |
判形・製本 | 四六判・上製 | |
在庫情報 | 品切 | |
本書は、世界各地の鳥にまつわる民話集。その内容は鳥の習性、鳴き声、羽色の由来や鳥の前世を語る話、鳥になった人間や死後の魂が鳥になる話、人間を助けその運命を告げる鳥の話など多岐に亘っている。民話と共に各章に付した解説から鳥という一つのテーマを通して各地域の文化や民俗、思想などもうかがい知る事ができる。どの話も鳥の習性や容姿をよく観察したものとなっていて民話集としてばかりでなく、バードウォッチングや散歩、ハイキングの参考書、鳥の博物学書としてもお手元に揃えていただきたい一冊。 |
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第1章 コノハズクになった子ども ―小鳥前生譚― クイナになった嫁2/田植えを催促するカッコウ/子どもをすてた母親/カッコウになったケチな農婦/キツツキになったパン屋のおかみさん/草色の鳥になった男の子/コノハズクになった子ども/ハトになった母親/魔女と羊飼いの娘/ビムベップの話/怠け者の娘/枝から枝へ/フクロウがこの世に生まれた話/ライと「花の顔」/コラム 世界の鳥の前生譚 第2章 コマドリの胸はなぜ赤い ―由来譚― 巣づくりを習おうとしたヤマバト/カササギの巣/アシナシトカゲとウグイス/タゲリとモリバト/ヤツガシラとカッコウとハト/掘ります、掘ります/トビが水で苦労するわけ/キリストをめぐるカササギとコマドリ/コマドリの胸はなぜ赤い/青い鳥の話/奇跡の鳥ツバメ/ミヤコドリの十字架/キリストとメンドリとアヒル/ヒバリとカラス/スズメがとび跳ねる理由/最初に日の出を見る者/アオサギが川や湖の岸によく来るわけ/トンビとヘビの結婚/コラム スラブの俗信 第3章 すばらしき鷹 ―変身の話― すばらしき鷹、フェニスノの羽根/三羽のカラス/卵娘/シンイプ将軍と怨霊/鳥になった男/びっこのコガモ/ティクトーリー鳥/話のお礼をください/モミの黒/人間に変身するコウノトリ/フロリーヌと青い鳥/海の底の男/コラム 中国の鳥の話 第4章 わたしは森の小鳥になった ―魂を運ぶ鳥― アトリとテンプル聖堂騎士/血のように赤くミルクのように白い王妃/リンゴの木の下に/白いハトがとびさった/升替えてちょうだい/ナイチンゲールの歌/死の鳥/カモメになった船長/ハトになった不実な下女/父のためにフェニックスをさがしにいった若者/コラム マザーグースの鳥 第5章 金の卵を産むゴシキヒワ ―運命を告げる鳥― 吉兆の白鳥/幸福な豚/鳥の言葉がわかるあほうの楊/鳥は食物の欲で死に、人は財産の欲で亡ぶ/金の卵を産むゴシキヒワ/白いガチョウ/船長の息子/ツバメの巣/妖精バンシー/船長とオンドリ/カササギの知らせ/ワタリガラスの鳴き声/主イエスとツバメ/鳥の頭を食べて王になる/コラム インド民話の中のオウム 第6章 鳥の王さま選び ―賢い鳥、愚かな鳥― 鳥の王さま選び/ミソサザイとクマの戦い/ミソサザイとノビタキ/親ガラスと子 /モリバトの歌/ミソサザイのごちそう /カラスと二羽のケワタガモ /歌声判定 /キツネとオンドリ /ヒヨコの仇討ち /メンドリとオンドリの話 /三羽のガチョウ /スズメと猫 /賢いカラス /スズメの夢 /スズメと青いトルコ玉 /鳥の裁判 /鉄のヤギ /スズメとコヤスガイ /メンドリの死 /コラム ヨーロッパの本格昔話と鳥 第7章 グリフィンの三本の羽根 ―不思議な力を持った鳥― 小さな金の鳥/半分ニワトリ/白鳥にくっついた行列/二羽の黒いカラス/おなかの小鳥/ふしぎな羽根で嫁をもらう/黒いメンドリ/グリフィン鳥の羽根のために/グリフィンの三本の羽根/コウノトリの恩返し/オウムに命がかかっている鬼/オウムのガンガラム/賢いオウム/トレディーチーノ/ものいう鳥 |
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