書名 | 月庵酔醒記 (中) |
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シリーズ名 | 中世の文学 | |
著者 | 服部幸造・美濃部重克・弓削繁 編 | |
本体価格 | 7300円 | |
ISBN978-4-8382- | 1031-2 | |
発行年月 | 平成20年9月 | |
判形・製本 | A5判・上製 | |
在庫情報 | 有 | |
『月庵酔醒記』は、戦国時代の関東の大名、一色直朝が著した啓蒙的な人文百科事典。漢詩や和歌のアンソロジー、詩人、歌人の逸話はもとより、俗信、禁忌、食い合せ、占い、なぞ、ことわざなど、中世末から近世初期にかけての説話、文化、風俗をも記す。本書は、魅力ある『月庵酔醒記』の全体像を詳細な注釈を通して上・中・下、三巻で説き明かす。 | ||
凡例 中巻目録 歳始雷鳴吉凶之事/甲子之雨之事/尽大地驚動之文章/東方朔毎年天気吉凶注文/一行禅師出行吉凶日/毎月日待之日記/弘法之一牧雑書/従鞍馬毘沙門義経相伝日記/住吉衣タチノ吉日十二月分/誹諧/さ夜ふけていまはねぶたくなりにけり/あづまことのこゑこそ北にきこゆなれ/桃ぞのゝもゝのはなこそさきにけれ/しめのうちにきねの音こそ聞ゆなれ/田の中にすきいりぬべきおきなかな/日のいるはくれなゐにこそにたりけれ/田にはむ馬はくろにぞありける/かはらやの板ふきにてもみゆるかな/つれなくたてるしかの嶋かな/加茂川をつるはぎにても渡る哉/なにゝあゆるをあゆといふらん/ちはやふるかみをばあしにまく物か/たでかる舟のすぐるなりけり/はなくぎはちるてふことぞなかりける/ひくにはつよきすまゐ草かな/雨ふればきじもしとゞになりにけり/梅のはながさきたるみのむし/よるをとすなる滝のしら糸/あらうとみればくろき鳥かな/おくなるをもやはしらとはいふ/十王のかほは地獄のもみぢかな/あやしやさてもたれにかりきぬ/はるたつと申させ給へたれにても/曽我きやうだいはほとけにぞなる/いかにしてたでゆのからくなかるらん/黍粟もくはでおこなふすみの袖/かきのもとながるゝ水になくかはづ/おやよりさきにむまれこそすれ/あくればやまをたちいづるなり/さるちごとみるにあはせず木にのぼる/我よりもせいたか若衆待侘て/後鳥羽の院におそれこそすれ/たなのをよたえなば絶ねなからあれば/あやしの賤のお三人、さきなるはあしげの馬をおいゆく/みやうがなや我たつ杣の麓にて/みな人はしぬるくと申せども/少人教ノ詞、宗祇長詞同山崎宋閑/少人をしへの詞/宗祇百ケ条抜書/山崎宗閑、若衆教訓/弘法大師戒ノ語/雑話/人麿の墓は/猿丸太夫の墓は/喜撰が跡/業平の家は/貫之家のあとは/周防内侍家/王仁大臣は日本人にはあらず/崇神天皇の御時/僧正遍昭は/宇治山喜撰は/小野小町は/大伴黒主/友則/貫之/躬恒/忠岑/枕言とは/夢窓国師曰/牡丹花といふ人は/あづまがたの沙門/北条平氏康、遠行時/男女のうはさ/二条殿御文十ケ条/たゝらのなにがし在京して/家とうじふたりもたるおとこの/夫婦の中おもはしからぬには/ある女に、偽男のいひけるは/不相応男女之事/世語/世語/宗祇はじめて/鵜のまねする烏は水を喰/井戸庄百姓之目安二条殿御領/なにぞ/六六天台山へ高野山より/高野山へ天台山より/一文字のおれ/らぎ/蛇がすむぞ/あさがほ/をんな/よめむかひの見物/露/正月三日入会とをし/使かへれば児のかみゆふ/十里の道をけさかへる/京の真中で夜があけた/都の五々は北にこそすめ/南無阿弥陀仏/文殊普賢はにしにこそあれ/まがらで一期/僧のくはらのくはん/きつね、なかでかへる/めんしろし/うしのおどり/嵯峨のおどり/山中の梅/近江/とうしんといふもの/にし谷の菊うら枯たり/みやまにじやがすむ/田中で月をながむる/うはう、無は無、超州の狗子象げうとふ也/春は花、夏はしげ山に/ほのぐと明石のうらの/たきのひゞきに夢ぞおどろく/吉野の山はいづくなるらん/くらげのつらは百とうあるらん/きたみなみにしまで風の/蛇のすむ池は鬼のこゑする/みつ葉色になる霜の下がれ/閑居すみがたし/無始無終の仏、ちりにまじはる/三月、さいしやう、いしやをやめよ/ひしくい十三おつたてゝ/馬のみゝのなきはうしにはをとる/はちのやうな物に、水半分/きりかさねたるなます、なま鳥/ちゝの乳をみて、はゝくといふ/もゝを百たまふれ/雪の上に牛をつないで/ちかきあひだにかならずまいるべし/さいしやうははだかなれ共/薬師の日、入道、かみそらで/しちくの中の鶯/三界の仏をあまがまたにはさんだ/ほうのすゑたえたるは、二仏の中間/あなん・かせう・りばつた/かつせむのかへりに/後生をさかさにきひて/せんずいの千どり、木かげのこ猿/ぢしうのかみのきぬですそを取て/ねうばうのむかひに/平家のちやくく/平家のたゝかひ能登守/なぎさの草、露ちり/巷歌/普光院殿、かつしきをほめ給ふて/九州多々羅のなにがし/平氏時、むさしの国と/観世々阿作/猿楽禁裏江不レ召事/猿楽、禁裏江不レ召事/「山優婆」と云は/十二月番之鍛冶、同御太刀磨、鍛冶御師徳、鍛冶名字/金物之類/彫物類/硯石之類/土器類/造物之類/算面木次第、同頌ノ詞/算ノ面木之次第/頌ノ詞歌/諸符/諸符事/蛇クイノ事/焼メノマジナイ/船中ノ大事/烏鳴、物怪ノ時/魂の飛をみて読歌/世間、風気はやる時/馬五臓病之事・并・符・薬・針・灸/馬諸病祈祷之守護/諸天狗之名/天狗名/天狗住山之名所/禽獣之類/かれうびんがは/白沢は/鳳凰ハ/天上金鶏/鶯は鳴はてに/郭公ハ「過時不熟」となくが/蚩蚪/鴫の神と成事/鶏八声/鶏犬雲のうへにほえ/麒麟/述山ノ僧某牛/千鳥の跡と云事/梟、鳩にあふていふやう/我国に鷹の渡けるは/ひらがの鷹/楚ノ文王、唐太宗/日本国ノ王維鷹愛レ之/仁徳天皇四十六郎/桓武天皇専ラ愛鷹/新修鷹経/鐘山ノ宝公/吾朝ノ行基/冬木鷹/めづらしきふ/あか鷹/あを白/藤ふ/鷹のさうぞく/鶏の小結は/兄鷹の小緒/大鷹小緒は/ほこの事/フト口烏ノ頭ノ中へ/鷹屋、又ハ諸飼鳥の籠ニ貼付守/野州仁田山といふ所の奥に/竜宮の乙姫、なやみ給ふに/天竺しゝ国の王/補注/上巻補説・訂正/参考文献/執筆者紹介および担当箇所 |
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