書名 中世奥羽の自己認識
シリーズ名 三弥井選書
著者 入間田宣夫著
本体価格 3000円
ISBN978-4-8382- 3385-4
発行年月 2021年7月8日
判形・製本 四六判・上製・368ページ
在庫情報
中世奥羽の人々が京・鎌倉と向きあうなかで、いかに自前の系譜認識をかたちづくり、自らのアイデンティテーを築いたのか。
【目次】
まえがき
T 京・鎌倉の西南風が吹きよせるなかで
一章 中世奥羽における系譜認識の形成と在地社会
二章 『新羅之記録』を脱構築する――中世北方史の見直しによせて――
U 語りもの文学から歴史学へ
三章 奥羽諸大名家における系譜認識の形成と変容
四章 津軽一統志における系譜認識の交錯
V 人から神へ―本地物語における基本的なプロットについて―
五章 岩木山と花若殿・安寿姫の物語
六章 岩木山の祭神をめぐる研究史を振りかえって
七章 鹿角四頭と五の宮の物語
八章 塩竃大明神の御本地
(付論) 菅江真澄の流儀
W 平泉伝説のゆくえ
九章 伊達の平泉伝説
一〇章 小萩観音の霊験譚と奥州国分荘の歴史学
一一章 平泉の姫宮と衣河殿――二人の謎の女性の物語――
X 北方海域における境界儀礼と在地信仰の風景
一二章 人魚供養札の背景に
一三章 千葉大王御子の物語によせて
あとがき
初出一覧
索引



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