書名 日本神話と風土記の時空
シリーズ名 三弥井民俗選書
著者 永藤 靖
本体価格 2800円
ISBN4-8382- 9072-1
発行年月 平成18年11月
判形・製本 四六判・上製
在庫情報
古代人の生活感情や世界観を地方の神話を記した『風土記』と、体制側が編纂した神話である『古事記』・『日本書紀』との詳細な比較神話研究によって浮き彫りにする。特に『風土記』の出雲、播磨、常陸の各地域の神話を、「玉造り」「黄泉(死後の世界)」「神名(山を神の身体とする思想)」「鉄」「酒造り」「松」「井泉」をキーワードに考察。また、琉球論も収載し、日本の古代の文学・文化および沖縄の文化を知る本

神話と異界 神話・祭儀と異界−その遠さと近さについて/〈性〉と〈食〉の神話/アメノウズメの〈性〉と舞踏/出雲論 世界像を創出する力−伊豆ものアヂスキタカヒコの神話について−/玉の奇蹟−『出雲国風土記』の玉作湯社について−/『出雲国風土記』の伊布夜社−古代出雲人の黄泉国観について−/神名火山再考−出雲と大和のカムナビ山の位相について−/『出雲国風土記』のアイデンティティー「縫ふ」という思想/播磨論 もう一つの創世神話−『播磨国風土記』における〈落下〉のモチーフ−/『播磨国風土記』における鉄の伝承/鹿の血と鉄/オルギーの記憶−ムラ建ての原風景−/常陸論 『常陸国風土記』に描かれた松の植生をめぐって−共生と抗争−/『常陸国風土記』に現れた井泉の機能−村落共同体と井泉の成立について−/琉球論 ウンジャミ祭の世界像/琉球の観音信仰の受容



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