書名 | 予章記 | |
シリーズ名 | 伝承文学注釈叢書1 | |
校注者 | 佐伯真一・山内 譲 | |
本体価格 | 5800円 | |
ISBN978-4-8382- | 3306-9 | |
発行年月 | 平成28年10月12日 | |
判形・製本 | A5判・上製・266ページ | |
在庫情報 | 有 | |
伊予の『古事記』であり、『平家物語』であり、そして室町の現代史である。伊予中世史研究の基本文献。 記紀的神話伝承や文書・文献の引用、創作などが混然一体となった河野氏の歴史叙述の方法に伝承の可能性を見出す。 |
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【目次】 『予章記』凡例 本文 (一)神代〜親清(神話〜平安時代) @〔神代〜孝元天皇〕A〔伊予皇子〕B〔伊予皇子の三子―うつほ舟伝承〕C〔小千御子〕D〔益躬―鉄人退治〕E〔守興―茶碗を定器とする事〕F〔玉興と役小角〕G〔玉興と玉澄の出会い〕H〔越智と河野の由来〕I〔役小角・玉興の赦免〕J〔玉興から玉澄へ―三島明神祭祀〕K〔新居の由来〕L〔新居の子孫―高市武者所清儀・鯖売の華厳三郎など〕 M〔好方―純友追討〕N〔好峯から親孝〕O〔親経、源親清を養子とする〕 (二)通清〜通有(平安末〜鎌倉時代) @〔通清誕生―蛇聟入〕A〔通清の活躍と討死―『平家物語』の引用〕B〔通清の討死―家の相伝〕C〔通信、教経と戦う―『平家物語』の引用〕D〔通信・宗賢、西寂を討つ〕E〔通信と阿波―『平家物語』の引用〕F〔梶原景時・義経・為義の文書〕G〔頼朝文書〕H〔実朝文書〕I〔折敷に三文字の家紋由来〕J〔承久の乱と通信〕K〔通信の前半生―軍功と出世〕L〔通信の後鳥羽院出仕と笠懸〕M〔通信の寵愛と奥州への流罪〕N〔通経とその子孫〕O〔通信の子孫〕P〔蒙古襲来―通有出陣〕Q〔蒙古襲来―通有奮戦〕R〔通有の恩賞〕S〔通有の子孫〕 (三)通治(通盛)(南北朝時代) @〔通治(通盛)家督相続〕A〔七条河原合戦―『太平記』T〕B〔陶山と共に勧賞―『太平記』U〕C〔四月三日合戦・千種殿京合戦―『太平記』V〕D〔通遠、大高重成に討たれる―『太平記』W〕E〔通治困窮〕F〔通治出家、善恵を名乗る〕G〔尊氏と出会い、所領安堵〕H〔直義・尊氏の書状、善恵(通治)帰国〕I〔善応寺建立〕J〔尊氏より御書T―建武三年六月〕K〔尊氏より御書U―建武三年八月〜同四年七月〕L〔尊氏より御書V―観応元年〕M〔尊氏より御書W―観応二年〕N〔義詮より御書T―観応三年〕O〔義詮より御書U―文和三年〜延文五年〕P〔義詮より御書V―康安年間〕Q〔善恵(通治)死去〕 (四)通朝〜通能(南北朝〜室町時代) @〔通治の子息、通時・通遠・通朝〕A〔細川頼春との戦い〕B〔通朝、細川頼之と戦い死去〕C〔通堯、恵良城に籠り戦う〕D〔通堯、鎮西へ〕E〔通堯(通直)、大宰府で懐良親王と対面〕F〔正平二十一年の情勢〕G〔正平二十二年の情勢〕H〔正平二十三年六月の合戦〕I〔正平二十三年閏六月から九月の合戦〕J〔正平二十四年の情勢〕K〔康暦元年十一月、通直(通堯)生害〕L〔義満の安堵状〕M〔亀王丸(通能)・鬼王丸、細川氏と和与〕 他本の末尾付載記事 解題T 『予章記』の諸本と伝承文学的価値 佐伯 真一 解題U 『予章記』の成立 山内 譲 付録 参考文献一覧 伊予・河野氏関係引用資料一覧 |
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