書名 | いくさの物語と諧謔の文学史 | |
シリーズ名 | 三弥井研究叢書 | |
編者 | 中根千絵 | |
本体価格 | 2500円 | |
ISBN978-4-8382- | 3198-0 | |
発行年月 | 平成22年10月 | |
判形・製本 | 四六判・並製 | |
在庫情報 | 有 | |
本書は、いくさと笑いをキーワードに、軍記物語を中心に古代から近代までの幅広い文学作品をとり上げた論集。また、いくさ物語におけるパロディー性とユーモアを、外国の『ローランの歌』などの叙事詩や戦記を入り口にして、日本の軍記物語を論じたユニークな論考もある。『平家物語』と笑いはむろんのこと、近世の絵本『魚類青物合戦状』から近代の『滑稽軍歌集』、はては石川淳まで論じた本邦初の文学史。 |
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【目次】 まえがき 【基調講演】いくさ語りの機能 ―イーリアス、ローランの歌、保元・平治物語の比較を通して― (Florence Goyet) いくさ物語、叙事詩とそのパロディ(篠田知和基) 日本の戯咲歌―諧謔の詩の始原―(久富木原玲) 中世のいくさ物語における笑いの文学史(中根千絵) 近世の絵本―諧謔の合戦物語―(小谷成子) 『滑稽新躰詩歌』の登場―パロディから見る新体詩―(宮崎真素美) 散文と韻文と、緊張と諧謔と ―石川淳の敗戦期までの作品を通じて(山口俊雄) あとがき |
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