書名 | 藤原俊成 思索する歌びと | |
シリーズ名 | 三弥井研究叢書 | |
著者 | 山本 一 | |
本体価格 | 6400円 | |
ISBN978-4-8382- | 3267-3 | |
発行年月 | 平成26年7月 | |
判形・製本 | A5判・上製・303ページ | |
在庫情報 | 有 | |
平安末期から鎌倉初期にかけて活躍した歌人で、歌合の判者でもあった「幽玄」の批評家、藤原俊成。俊成による同時代の和歌作品への批評の根拠を探求した本。俊成の残した『古来風体抄』と和歌判詞の世界から和歌史、歌論史における俊成の和歌批評の方法の実際を知る。 |
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【目次】 凡例 藤原俊成とは誰か? 転換期を生きた歌人 第T部 和歌批評の基準を求めて――主著『古来風体抄』が語るもの―― 第一章 導入部が語るもの――「人の心」と歌―― 第二章 仏典引用が語るもの――仏教的歌論の再定義―― 第三章 主題をめぐる検討 第四章 和歌史から何を学ぶのか――俊成的批評主体の条件―― 第五章 情動表現への共感――古今集歌の享受―― 第六章 貫之「むすぶ手の」歌はどう読まれたのか――「歌の本体」の理解のために―― 第七章 直感を導く古歌――「古今集本体説」が意味するもの―― 第U部 批評者俊成の形成と転身――批評語「幽玄」の追跡から―― 第八章 「幽玄」の批評機能・序論――建仁元年『十五夜撰歌合』の場合―― 第九章 秀歌でない歌の「幽玄」――永万二年『中宮亮重家家歌合』など―― 第十章 西行との批評的対決と「幽玄」――『御裳濯河歌合』の場合―― 第十一章 伝統を志向する「幽玄」――『六百番歌合』の場合―― 第十二章 最晩年の「幽玄」用例――和歌史の動向の中で―― 第V部 歌論史・和歌史と藤原俊成 1『和歌体十種』を読む――和歌批評の規準を問う歌論として―― 2俊成「述懐百首」への一視角――若き俊成の仏教信仰と源俊頼―― あとがき/初出一覧/事項索引/和歌索引 |
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