書名 巫覡・盲僧の伝承世界 第二集
シリーズ名 巫覡・盲僧の伝承世界
著者 福田 晃・山下欣一編
本体価格 8800円
ISBN4-8382- 3081-8
発行年月 平成15年3月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報
故折口信夫は、日本人の精神活動の原初的なるものを「古代」と称した。巫〈オンナミコ〉・覡〈オトコミコ〉の宗教活動は、その「古代」の中にあると言える。そして盲僧・瞽女の活動も、これに準ずるものである。本シリーズは、日本人の「古代」を求め、巫覡・盲僧の宗教的動態を究明しようとするものである。
【目次】
岡田精司  日吉山王権現の祭祀─日吉山王祭を中心に─
佐藤眞人  日吉社の巫女・廊御子・木守
大森惠子  神仏分離以前の神子・命婦と神楽・祈祷の実態
           ─山城稲荷山の命婦社と肥前の祐徳稲荷を中心にして─
川島秀一  巫女の道具箱─口寄せ縁起と儀礼用具─
山下欣一  奄美のユタと「シヨージ」の問題─予察として─
永松 敦  「狩猟と修験」研究序説
鈴木昭英  祖庭禅師信仰の展開と八海山行者
福島邦夫  対馬の祭文の世界から
           ─「四方立御子祈祷」と「四せつのうた」及び多田祭文をめぐって─
斎藤英喜  いざなぎ流「天刑星の祭文」と病人祈祷の世界
福田 晃  『塩釜御本地』『奥州一宮御本地』の口承性(上)
鈴木宗朔  林文吾の『心絵解図』と牛蓮寺本『熊野観心十界曼荼羅』
小形信夫  岩手の盲僧・巫女について
           ─為政者による座頭の取扱いをめぐって─
高見寛孝  地神盲僧と荒神信仰
高松敬吉  盲僧寺院の系譜─宮崎県西都市立野集落の地福寺縁起─
鈴木孝庸  當道資料の基礎的考察─『當道拾要録』について─



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