書名 巫覡・盲僧の伝承世界 第一集
シリーズ名 巫覡・盲僧の伝承世界
著者 福田 晃・荒木博之編
本体価格 9300円
ISBN4-8382- 3067-2
発行年月 平成11年10月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報
故折口信夫は、日本人の精神活動の原初的なるものを「古代」と称した。巫〈オンナミコ〉・覡〈オトコミコ〉の宗教活動は、その「古代」の中にあると言える。そして盲僧・瞽女の活動も、これに準ずるものである。本シリーズは、日本人の「古代」を求め、巫覡・盲僧の宗教的動態を究明しようとするものである。
巫覡伝承編
巫覡と音・音楽―津軽地方のイタコ、ゴミソ・ヨリ―/イタコ祭文「岩木山一代記」の生成/巫女が語るオシラサマ由来譚―岩手・宮城のオカミサン伝承―/訪れる宗教者たち―生き仏と生き神さまを求めて―/御伽草子『花鳥風月』の巫女/〈翻刻〉対馬の神楽祭文「百合若説経」(国分文一氏所蔵)/正月における神人の婚―儀礼・歌謡・由来譚―/神役・巫者と神話―沖縄宮古諸島から―/南島呪謡生成の問題―「ハナシ」から「ウタ」への方向性―/本解「成造クッ」と「百合若大臣」
盲僧伝承編
盲僧の始源/吉野宮の盲僧伝承―宮崎県東臼杵郡諸塚村―/肥前盲僧と笑話/盲僧の漢字表記の『釈文』について/明治期の肥後琵琶改良/山口県地神盲僧のききがき―竜王山と盲僧―/周防伊陸の小南寺盲僧史料について/盲僧研究の意義と可能性



検索ページへ

五十音書名一覧へ

(C)Copyright 2002 MIYAISHOTEN CO.,LTD. All rights reserved.