書名 | 江戸文化に拓くキリシタン表象―娯楽・科学・思想 | ![]() |
編者 | 中根千絵・南郷晃子 | |
本体価格 | 5800円 | |
ISBN978-4-8382- | 3428-8 | |
発行年月 | 2025年4月10日 | |
判形・製本 | A5判・上製・266ページ | |
在庫情報 | 有 | |
近世社会が生み落とした言説としてのキリシタンを追う。キリシタンという足跡を多角的な視点からアプローチした一冊。 | ||
【目 次】 表象のキリシタン研究への誘い 南郷晃子 第1章 キリシタン教義との摩擦と変容 反キリシタン書のなかの仏教諸宗――雪窓宗崔の著者を中心として 三好俊徳 浄土僧幡随意による対キリシタン教化活動の歴史的位置 服部光真 善と悪の葛藤――十六、七世紀の日本と中国におけるルキフェル説話の展開 呂雅瓊 『天草版平家物語』の歴史像とジェンダー 樋口大祐 第2章 物語化するキリシタン・バテレン 多様なる「南蛮」――『切支丹宗門来朝実記』のバテレン表象を起点に 南郷晃子 『切支丹宗門来朝実記』の世界――伝本小考 小峯和明 東北キリシタンをめぐるまなざし――地域資料の断片から 井上舞 第3章 娯楽としてのキリシタン表象 キリシタンに向けられた近世文学のまなざし――仮名草子、古浄瑠璃から近松、そして歌舞伎へ 松波伸浩 「天草軍記物」にみる一揆の首謀者たち――『嶋原記』『山鳥記』『嶋原実録』を例に 菊池庸介 キリシタンと奇術――奇術史研究の視点から 長野栄俊 第4章 キリシタンと西洋科学 禁書としてのキリシタン書物 中根千絵 西洋由来の医事説話と反キリシタン――ミイラ取りがミイラになる話を中心に 杉山和也 第5章 外からの眼差し――日本のキリシタンを照射するために メキシコ、クエルナバカ大司教座聖堂の二十六人聖人殉教壁画 谷口智子 キリシタンとイソップ寓話――『伊曽保物語』の「鼠の談合の事」 李澤珍 イスラム統治ハンガリーのキリスト教征服、日本の宗門改め文学で語られる Patrick Schwemmer あとがき 中根千絵 |
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