書名 日本幽霊画紀行 
死者図像の物語と民俗
著者 堤 邦彦
本体価格 2800円
ISBN978-4-8382- 3372-4
発行年月 2020年9月
判形・製本 A5判・並製・245ページ
在庫情報

幽霊画をめぐる幽霊済度の物語や、掛け幅自体を雨乞いの呪物に使った仏教民俗の歴史とともに、東北から九州に及ぶ寺院が所蔵する隠れた名品を取り上げ150点のカラー図版と合わせて解説。

【目次】
第一章 寺と幽霊画
T 高僧絵伝から幽霊画へ─死者救済の思想と図像化─
コラム1 東南アジアの幽霊女房
U 子抱き幽霊図の原風景─産死供養の図像─
V 円山応挙伝説考─幽霊画をめぐる「物語」の成立―
コラム2 青楼の絵師・祇園井特
第二章 血族の証明
T 幽霊画の秘密─金沢・鶴林寺─
U 失われた絵の帰還─会津美里町松沢寺─
V 奥州四十九院家の記憶
コラム3 幽霊の交情
第三章 寺蔵幽霊画を巡る旅
T みちのく幽霊画紀行─呪具としての死者図像─
コラム4 絵師のユーモア・自像幽霊画
U 幽霊画のまち─弘前市禅林街─
V 御用絵師の女霊救済
W 薄幸の女霊図─丹後夕日ヶ浦─
X 「産女の幽霊」を祀る─長崎光源寺─
コラム5 災害と幽霊画
第四章 幽霊画と江戸怪談
江戸はなぜ女霊の時代となったのか─後妻打ち怪談をてがかりとして─
寺院所蔵幽霊画一覧



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