書名 昔話にまなぶ環境
シリーズ名
著者 石井正己 編
本体価格 1700円
ISBN 978-4-8382- 3212-3 C0037
発行年月 平成23年9月
判形・製本 A5判・並製
在庫情報

近年の自然環境や社会環境の破壊の問題を考える時、西洋近代化以前の自然環境、社会、家庭環境、道徳の原風景を、昔話を通して知ることができる。本書に収められた所論は、人間と自然との共生が、昔話のテーマになっていることを説き、昔話の主人公たちがそれを実践している物語であることを明らかにしている。環境をめぐる倫理を昔話から考える本。

【目次】
巻頭言 先人からのおくりもの(小山内富子)
第一部 昔話と環境フォーラム
趣旨説明 昔話がつなぐ自然と人間(石井正己)
記念講演 グリム童話の深層(池内 紀)
口承文芸と環境の接点 日本の昔話(野村敬子)
口承文芸と環境の接点 シベリア先住民の神話・昔話(荻原眞子)
口承文芸と環境の接点 中国浙江省舟山郡島のなぞなぞ(馬場英子)

語りのライブ 新庄の昔話(渡部豊子・野村敬子)
語りのライブ 和歌山の民話(矢部敦子・高津美保子)
第二部 昔話と環境に寄せて
エッセイ 合槌に結ばれて(高橋貞子)
エッセイ 聴くこと・話すこと―傾聴ボランティア活動(杉浦邦子)
エッセイ 日本全国民話行脚を終えて(横山幸子)
エッセイ スイスの民話と自然(若林 恵
津軽の自然と昔話(佐々木達司)
漁師と「寄りもの」(川島秀一)
韓国の子守唄(大竹聖美)
アイルランドの妖精伝説(渡辺洋子)
新・小学校教科書に見る昔話の内容(多比羅拓)
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