書名 共振する異遠野物語と異類たち
著者 永藤 靖
本体価格 2500円
ISBN978-
4-8382-
3370-0 C0039
発行年月 2020年10月
判形・製本 46判・並製・250ページ
在庫情報

『遠野物語』に抱く牧歌的な世界は幻想に過ぎず、交易都市遠野という視点から、『遠野物語』の時空を解体する。

【目次】
物語を掘る人―序にかえて―(袴田光康)
T 里と山

〈異界〉から遠野物語を読む―流動化する世界像― 

遠野物語の山の怪異―山の神・天狗・山男― 

コラム マダの木(立野正裕)

トリックスターとしての狐―里山と里人の交流― 

子供と遊ぶ神仏 あるいは流行り神について

U 他界と異界

『遠野物語』が書かなかったこと―現実と共振する他界― 

『遠野物語』に描かれた「魂」

コラム 死霊祭のクッと「二河白道」(日向一雅)

『遠野物語』と「水の女」

V 異界と交易

『遠野物語』の鮭と狼、色々の鳥 

奥州・白鳥織りの伝承 

ウツロ船伝承と馬嬢婚姻譚―二つの絹文化の東伝―

コラム オナカマのこと(居駒永幸) 

『遠野物語』の「長者屋敷」について

交易する『遠野物語』

初出一覧

遠野昔話の深層―貨幣と消費経済(堂野前彰子)

あとがき



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