書名 子どもに昔話を!
シリーズ名
著者 石井正己 編
本体価格 1700円
ISBN 978-4-8382- 3153-9 C0037
発行年月 平成19年6月
判形・製本 A5判・並製
在庫情報

昔話の語りに子どもの心の成長を育む力ありと考え、学校、家庭、地域サークル(おはなしの会)、文化行政等の現場で実践活動する研究者や教育者、活動家が提唱する子どもに関わる大人のための語りの入門書。

【目次】
巻頭言 ■昔話の魅力(岩崎京子)一 出会い/二 昔話の効用/三 昔話は生きている/四 子どもの心に届く声の力/■第一部 遠野昔話ゼミナール/■子どもと昔話(石井正己)一 なぜ「子どもと昔話」をテーマにするのか/二 子どもの現状と課題――後藤総一郎「柳田国男と現代」から/三 読み物としての昔話――柳田国男『日本昔話集 上』/四 昔話のイメージと絵本――「かちかち山」の対称性/五 昔話の未来のために――観光と教育のはざまで/■子どもに語りを(櫻井美紀)一 ゆっくり唱える言葉で、精神の安定を培う/二 幼児期に聞くことの意義 /三 語りの音楽性/四 共感すること、自分を認めてもらうこと/五 空想力と創造性/六 自分の人生を創る力/■語りのライブ 山形県新庄市の語り(渡部豊子)一 子どもの時の祖母との思い出/二「かつかつ山」/三「物食ってすぐ寝っとべゴ(牛)になる話」/四「屁ったれ競争」/■岩手県遠野市の語り(阿部ヤヱ)一「赤ちゃん育て」と「顔遊び」の大切さ/二 相槌と「豆っこ一つ」/三 昔話に込められた教訓/四 「早池峰山には白いお犬がいる」/■岩手県下閉伊郡岩泉町の語り(高橋貞子)一 幼い時に聞いた昔話の思い出/二 子育てがきっかけで昔話を集める/三『河童を見た人びと』などをまとめて/四 「瘤取り爺さん」/五 「雀の敵討ぢ」/■岩手県遠野市の語り(正部家ミヤ)一 父の教えで育てられた思い出/二 昔話の思い出と「お月お星」/三「セヤミの話」/四「一把の藁を十六把に」/■子どもと昔話の未来のために(佐藤誠輔)はじめに/一 「いやあ、そこでキツネにだまされたじぇ」/二「浦島太郎」のお話でつまずく/三 先人たちとの出会い/四「語り部教室」の立ち上げ/五「いろり火の会」の発足/六 昔話を未来へつなげるために/おわりに/■第二部 子どもと昔話に寄せて昔話は残酷か(三浦佑之)一 はじめに/二 東北型の瓜子姫 /三 残酷とは何か四 やさしいだけでいいのか/五 冒険に出る子どもたち子育てと昔話(野村敬子)一 台湾から来た邱月莠さんの場合/二 生命を支えた体験を語る三 産婆たちが語った「産屋話」/四 科学では説明できない不思議昔話を聞く子どもたち(杉浦邦子)一 幼児の耳に届ける昔話/二 肌のぬくもりと語り三 小葉育ちと昔話図書館の語り聞かせ(根岸英之)/■メディアの中の昔話(青木俊明)一 はじめに/二 昔話と絵本/三 昔話と紙芝居四「まんが日本昔ばなし」人気の理由 /五 まとめ「昔話」の手引きガイドブック(多比羅 拓)一「昔話」を読もう/二 「昔話」とは何か三「昔話」の研究/四「民話」について参考文献/講演者・執筆者紹介



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