書名 古代研究の新地平
始原からのアプローチ
著者 工藤 隆
本体価格 2500円
ISBN978-4-8382- 3243-7
発行年月 平成25年2月
判形・製本 四六判・上製
在庫情報
中国少数民族の豊富なフィールドワークを元に読み直される記紀神話。日本の古代を歌垣など声の文化に生きる中国少数民族の口承文芸世界から照射し、その起源に肉薄する。古代研究の新地平を開く書。

【目次】
島生み神話記述の古層と新層/天の石屋戸神話の重層構造──日本古代の祭式と神話/声の神話から古事記をよむ──話型・話素に表現態・社会態の視点を加える/歌垣の現場性と万葉恋歌の観念性──証人としての他者と「人目」「人言」/杖と柱──日本神話と「草木言語」の世界(増補版)/「忌み」と「なみ」──新嘗・酒波・月次・黄泉の語源論/神話と民話の距離をめぐって──中国少数民族イ族の創世神話の事例から/少数民族“ヤマト人”/中国少数民族の掛け歌──ペー族/中国湖南省苗族歌文化調査報告/書評・遠藤耕太郎著『古代の歌──アジアの歌文化と日本古代文学』/長江から延びる「兄妹始祖神話」



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