書名 | 呪符の文化史 | |
シリーズ名 | ||
著者 | 山里純一 | |
本体価格 | 5800円 | |
ISBN4-8382- | 3130-X | |
発行年月 | 平成16年6月 | |
判形・製本 | A5判・上製 | |
在庫情報 | 有 | |
本書は、昨今ブームの陰陽師が使う呪術の原型でもある災いや苦しみをもたらす悪霊から人を守り、幸福を招く沖縄のお札(呪符木簡・石製呪符など)の文化史についての本。呪符の写真をふんだんに使い沖縄地方の呪符の使用目的や方法を具体的に解説。毎年、寺社で配られるお札のルーツや意味を知るうえでも格好の一冊。 |
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【目次】 第T部 呪符木簡と沖縄のフーフダ 第一章 日本の呪符木簡 呪符木簡の起源/呪符木簡の形状と使用方法/呪符における文字・記号/文字の呪力 第二章 沖縄のフーフダ 家・屋敷のフーフダ/便所のフーフダ/畜舎のフーフダ/墓の祈祷札/琉球王国時代の呪符木簡 第三章「急々如律令」の呪句 中国・朝鮮・日本の「急々如律令」/今に生きる「急々如律令」/沖縄における「急々如律令」の伝来 第U部「墓中符」・石敢當 第一章「墓中符」 道教系「墓中符」/仏教系「墓中符」/現代の「墓中符」 第二章 石敢當 石敢當の由来/沖縄の民間伝承にみる石敢當/中国の石敢當と沖縄への伝播/奄美・沖縄の特異な石敢當/イシガントウ呼称の石製呪符と呪物 第三章 沖縄の石製呪符 鎮宅霊符/「線刻紋石碑」/「紫微鸞駕碑」/安産符/「イシガントウ碑」/「七難不起碑」 第V部 習俗と呪符 第一章 沖縄の習俗と呪符 グンガチグニチ(五月五日)とハブ除けフーフダ/クンガチクニチ(九月九日)のウマーチとフーフダ/火災除けの習俗とフーフダ/棟木・棟木銘の呪句 第二章胞衣と呪符 胞衣研究の現状/沖縄の胞衣に関する習俗・知識 第三章 ウチィンジカビ 現在のウチィンジカビ・ウモーシカビ・ハシカビ/ウチィンジカビ・ウモーシカビに描かれた絵/ウチィンジカビ起源と変遷 第W部 呪符資料 第一章 多良間島の『玉黄記』 呪符(1) /『玉匣記』系の呪符/呪符(2) /呪文・呪歌類/呪符(3)−「符集」− 第二章 久米島に伝わる呪符集 上江洲家の紙製呪符/與世永家文書の呪符集/吉浜家文書に見える呪符 第三章 与那国島の呪符資料 本資料の内容と解説/資料翻刻 |
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