書名 伝承の語り手から
 現代の語り手へ
著者 黄地百合子
本体価格 2700円
ISBN978-4-8382- 3367-0
発行年月 2020年7月
判形・製本 A5判・並製・340ページ
在庫情報 有り

伝承の語りの持つ、特徴や環境を丁寧に分析、基礎的な語りのスタイルを明らかにする。語りを実践する現代の語り手へと昔話のバトンをつなぎ、新しい昔話伝承の場を再生するために。

【目次】
まえがき
第一部
 昔話は語り手の頭と口で生きている
受け継がれる「声」の記憶―「屁こき婆さん」

伝承を支えた「決まり文句」という声の言葉―「鳥食い婆」と「鳥呑み爺」

昔話伝承における会話表現の働き―「ヒチコとハチコの伊勢参り」

昔話を聞くこと、語ること―「もるぞおそろし」

昔話は語り手の頭と口で生きている

第二部
昔話・伝説の中の女性
昔話・伝説の中の女性
「阿曽津婆」と水没村の伝説―滋賀県湖北の千軒伝承

少女の成長を語る継子譚

語り手が語る昔話の女性イメージ―「大歳の火」「米福粟福」「姥皮」

第三部 記憶の中で生きる昔話

あの頃、昔話と知らずに昔話を聞いた―語り手・松本イエと松本智惠子のこと―

資料「松本智惠子の昔話」

「松本智惠子の昔話」話型一覧

初出一覧

あとがき



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