書名 | 口頭伝承<ヨミ・カタリ・ハナシ>の世界 | |
シリーズ名 | 講座日本の伝承文学 第十巻 | |
著者 | 福田晃・岩瀬博・花部英雄編 | |
本体価格 | 6800円 | |
ISBN4-8382- | 3134-2 | |
発行年月 | 平成16年8月 | |
判形・製本 | A5判・上製 | |
在庫情報 | 品切れ | |
口頭の民間伝承はもちろんのこと、民俗を越えて、文字の文学に深くかかわって存在してた「伝承文学」。『講座 日本の伝承文学』は、口承文学の領域にとどまらず、文学事象全体の伝承性に及ぶものとなるその研究の体系化をめざして刊行するものである。 | ||
〈総論〉伝承の始原(二) (福田 晃) 〈ヨミの伝承〉フルコトと『古事記』(藤井貞和) 唱導の経釈とヨミ―『説教才学抄』を中心として―(藤井佐美) 民間巫女の祭文―お船霊祭文をめぐって―(川島秀一) 地神盲僧の釈文―<地神経>の周辺―(西岡陽子) 八重山のユングトゥと種子島のロッポー(狩俣恵一) 韓国の本解―日本の本地物語とかかわって―(金賛會) 〈カタリの伝承〉古代のカタリゴト―鎮魂と語りの発生―(藤井貞和) 中世のカタリモノ―琵琶語りの生成―(岩瀬博) 近世の語り物―奥浄瑠璃の生成―(小林幸夫) 浪花節の「盛衰」と「新作」―近・現代の語り芸研究のための提案―(真鍋昌賢) 語りの中の「余剰」と「逸脱」―中国・樂亭太鼓より―(井口淳子) 〈ハナシの伝承〉英雄伝説の行方―『常陸国風土記』の倭武天皇―(三浦佑之) 貴族の文芸と世間話―『枕草子』の物忌の場から―(石井正己) 鳥獣草木譚の中世―<もの言う動物>説話とお伽草子『横座房物語』―(徳田和夫) 説教と咄―蛇婦の成仏をめぐる説話伝承史―(堤邦彦) 民間信仰と民間説話―海の秀吉・山の家康(小池淳一) 生活と民間説話―「山人開発伝承」の背景―(花部英雄) 湯治する小野小町―宮城県松島町「湯の原温泉」の小町伝説(小堀光夫)乗り物のうわさ話―明治時代の「偽汽車」と「消える乗客」―(常光 徹)昔話の日中比較―「手なし娘」をめぐって―(郭富光) |
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