書名 中世〈知〉の再生 『月庵酔醒記』論考と索引
シリーズ名
著者 服部幸造・弓削繁・辻本裕成
本体価格 9500円
ISBN978-4-8382- 3222-2
発行年月 平成24年2月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報

本書は、戦国時代の関東の大名、一色直朝が著した啓蒙的な人文百科事典『月庵酔醒記』(小社、中世の文学シリーズ)の論考と索引。『月庵酔醒記』の内容は、中世末から近世初期にかけての説話、文化、風俗、漢詩や和歌のアンソロジー、詩人、歌人の逸話、俗信、禁忌、食い合せ、占い、なぞ、ことわざ等、多岐にわたる。

【目次】
『月庵酔醒記』の世界──中世から近世へ(服部幸造)
『月庵酔醒記』の詠歌物語──歌話と故実(小林幸夫)
穆王の馬(藤井奈都子)
『月庵酔醒記』〈政道〉考──「古人之語三十一」を中心に(小助川元太)
『月庵酔醒記』「鎌倉の地蔵桜」攷(佐々木雷太)
「富士の根方の法華宗の夢」考──後北条氏と富士の根方の法華宗(コ竹由明)
浄土憧憬──檀王法林寺蔵「中将姫臨終感得来迎図」をめぐって(日沖敦子)
道歌の効用──『月庵酔醒記』と福羽美静にみる明治期女性教育(榊原千鶴)
東国武士の鷹術伝承
──児玉経平の鷹書と『月庵酔醒記』記載の鷹関連記事をめぐって(二本松泰子)

『月庵酔醒記』の〈知識〉の由来──『無名抄』依拠記事と蹴鞠記事から(弓削 繁)
歌人月庵の和歌と『月庵酔醒記』(辻本裕成)
風流踊歌『恋の踊』断簡考(徳田和夫)
補説

索引
一般語彙
漢詩句・経文等
和歌・連句・俳諧・呪歌・いいまわし等
執筆者紹介



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