書名 室町戦国期の公家社会と文事
シリーズ名
著者 伊藤慎吾
本体価格 8400円
ISBN978-4-8382- 3218-5
発行年月 平成24年2月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報

前著『室町戦国期の文芸とその展開』の続編。本書は室町時代から戦国時代にかけての公家社会における文事(文筆活動)の実態(勧進帳・願文・諷誦文・祭文等の作成)とその背景を考察したもの。特に朝廷の記録・文書作成に関わってきた菅原家や、公家の日常時における知識や技術の継承と、断絶の危機への対応を詳解。

【目次】
序論―室町戦国期の公家社会と文事

T 室町戦国期の菅原家―人と文事
一 室町戦国期の菅原家二 主要人物伝三 十五世紀中葉の願文制作と儒家四 京都大学附属図書館所蔵『泰山府君都状』―翻刻と解題―五 戦国初期の儒者―高辻章長伝―
U 東坊城和長の文事
一 東坊城和長の文筆活動二 戦国初期の紀伝道と口伝・故実三 室町後期紀伝儒の祭文故実について四 室町期における勧進帳の本文構成―明応五年醍醐寺勧進帳をめぐって―五 『和長卿記』小考
V 戦国期前後の言談・文事
一 『看聞日記』における伝聞記事二 ものとしての天変―『看聞日記』の一語彙の解釈をめぐって―三 中世勧進帳をめぐる一、二の問題付・勧進柄杓について【付録】中世勧進帳年表
四 三条西実隆の勧進帳制作の背景五 山科言継と連歌【翻刻】山科言継目筆『発句』初句索引六 【翻刻】東京大学史料編纂所所蔵『山科言継歌集』
初出一覧
あとがき



検索ページへ

五十音書名一覧へ

(C)Copyright 2002 MIYAISHOTEN CO.,LTD. All rights reserved.