書名 室町の権力と連歌師宗祇
出生から種玉庵結庵まで
 
シリーズ名
著者 廣木一人 著
本体価格 2800円
ISBN978-4
-8382-
3285-7
発行年月 平成27年5月15日
判形・製本 46判・並製・234ページ
在庫情報

室町の動乱期、知の高まりとともに公家や京都という特定の地域や階級を超え、文学という営みが希求された時代の立て役者宗祇前半生から都への凱旋までの過程を追い、連歌会の第1人者としてのしあがっていく経緯を明らかにする。
都での拠点、種玉庵の所在地やかの地に庵を結ぶことが意味する連歌師を取り巻く野望と出生の背景に迫る。

【目次】
第一章 連歌師宗祇の登場
最初の連歌 /「法楽何路百韻」/宗祇の実力/連歌事跡の不思議/宗祇改名/宗祇という名/専順という師/宗祇の始動/一条兼良への接触/他の貴顕と最初期の句/新たなる出発
第二章 前半生
前半生の謎/出生地/出自/伊庭氏説の検討/飯尾氏ということ/『高代寺日記』の真偽/相国寺僧/吉祥院と勘合貿易/相国寺入寺時期/相国寺での勉学/紹巴との類似/相国寺の文芸/相国寺と和漢聯句/相国寺と連歌/連歌師への道
第三章 関東下向
離京時期/出京期の京都の様相/関東の状況/今川義忠との出会い/関東有力武将との出会い/白河への旅/越後上杉氏/白井城から越後府中へ/伊勢へ/北畠氏と連歌師/北畠氏と宗祇 /伊勢訪問の理由/奈良の一条兼良のもとへ/東常縁からの古今伝受/後度古今伝受以後/常縁・宗祇の帰郷/美濃から郡上へ/帰洛/帰洛後の動向/宗祇沙汰の連歌/宗祇草庵/幕府連歌始に/『表佐千句』
第四章 種玉庵
種玉庵という庵/種玉庵の規模/種玉庵以前/種玉庵結庵の時期/所在地・伊地知説/所在地・金子説/御霊殿/宗碩庵/入江殿・御霊殿の所在地/三条西実隆邸の所在地/「洛中洛外図屏風」/種玉庵結庵の背景



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