書名 昔話を語り継ぎたい人へ
シリーズ名
著者 石井正己 編
本体価格 1700円
ISBN 978-4-8382- 3307-6 C0037
発行年月 平成28年10月
判形・製本 A5判・並製・222ページ
在庫情報
「伝承の語り手」と「現代の語り手」
昔話の宝庫  日本
話術を越え昔話の思想を語り継ぐ

高齢化「親捨て山」、いじめ問題「鉢かづき」
現代社会の問題に向き合う昔話の力
【目次】
巻頭言 ブルガリアの民話との出会い(八百板洋子)
第一部 みちのく民話まつり 新庄民話の会編

基調講演 今、昔話を語り継ぐということ(石井正己)

意見発表 社会通念としての「昔話」を(野村敬子)/これからの「語り」に思う(小野和子)

シンポジウム 民話伝承活動の今日と明日を探る

コーディネーター 石井正己

パネリスト 野村敬子 小野和子 井上幸弘 渡部豊子 

一 東日本大震災後の語り手のあり方/二 山形県の活動の現状と課題/三 「語り聞くの好きな人集まれ」と呼びかける/四 「読み語り」と「東北記録映画三部作」/五 現代社会における民話や方言の価値/六 昔話の文化財化と残酷性の問題/七 山形県各地の「鶴女房」を語り継ぎたい

語ってみよう昔話 新庄に語り継がれる民話

稲株むがす(渡部豊子)/見るなの座敷(小山貞子)/手無し娘(大竹智也子)/車屋辰蔵(柿本富寿子)/与蔵沼(井上ユキ)/笛吹き沼(前盛智恵)・へやみ太郎(鈴木敏子)/禅問答(新国玲子)/長げ名前(伊藤佐吉)/親指も一升のうづ(伊藤妙子)

第二部 昔話を語り継ぎたい人に

エッセイ

釜石おらほ弁 悲しみを乗り越えて(北村弘子)/語り継がれて生きる民話(山本亜季)/昔話のデータベース化(丸谷仁美)/昔語りを子どもに(間中一代)/地域のなかで千葉の民話を語り継ごう(根岸英之)/岡山での小さな挑戦(立石憲利)/昔話「瓜姫」を語り継ぐ(田中瑩一)

論考

日本民話の会と昔話(米屋陽一)/語り手たちの会と昔話(三田村慶春)/わが身一つをなかだちとして(小田嶋利江)/語ること、伝えること─地域での実践から─(増山正子)/子育てと昔話(久保華誉)/昔話を語り継ぎたい人のためのブックガイドと選書の方法(青木俊明)

語りのライブ 

年末の暮らしと昔話(矢部敦子)

「履物を出しっ放しにしするな」/「十二月一二日の紙」/「石榴は庭に植えたらあかん」
「間は魔に通ず」/「思わんことは言うもんでない」/「猿の生肝」/「十二支の由来」 「猿と蟹」/「蟇蛙と兎と猿の餅争い」
学生の感想と年末年始の昔話の再生

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