書名 見え始めた終末
「文明盲信」のゆくえ
著者 川村晃生
本体価格 2000円
ISBN978-4-8382- 3316-8
発行年月 平成29年4月20日
判形・製本 46判・並製・334ページ
在庫情報
科学と経済に支配され、人間の退化が始まった。
いま問われる「正しく絶望する力」とは?
そして「文学の力」とは?

はしがき
序章 見え始めた終末
第一章 「自然」と生きる──古典文学に学ぶこと
一 「自然」と生きる
二 焼畑のうた
三 西行と芭蕉
第二章 壊れゆく景観
一 破壊される「歌枕」
二 景観の力とは何か
三 蝕まれる水辺
第三章 〈文学〉から〈近代〉を問う
一 科学から来る不安
二 祝島から仙崎へ──〈文学〉から〈近代〉を問う旅──
三 スピードの原罪──文明論としてのリニア──
四 文学から原発を考える──文学の危機──
五 リンゴ村から──近代都鄙史の一断面──
第四章 エッセイ雑纂
一 なまよみの甲斐の大雪
二 過疎と景観 生業軸に再生へ
三 金に喰われた国
四 戦車と月見草
五 「敗北」は抱きしめられたのか
六 夢か破局かリニア新幹線のゆくえ
終章 文学が描く未来社会
三つのユートピア──安藤昌益の夢──
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