書名 口頭伝承<トナエ・ウタ・コトワザ>の世界
シリーズ名 講座日本の伝承文学 第九巻
著者 福田晃・真鍋昌弘・常光徹編
本体価格 6800円
ISBN4-8382- 3122-9
発行年月 平成15年7月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報
口頭の民間伝承はもちろんのこと、民俗を越えて、文字の文学に深くかかわって存在してた「伝承文学」。『講座 日本の伝承文学』は、口承文学の領域にとどまらず、文学事象全体の伝承性に及ぶものとなるその研究の体系化をめざして刊行するものである。
〈総論〉伝承の始原(一)(福田晃)
〈トナエの伝承〉古代の呪言(真下厚)/修験と呪い(宮本袈裟雄)/呪言と呪祷─唱え言とナガレ─(山下欣一)/女性と唱え言(中島恵子)/呪歌の生成(花部英雄)/呪歌をめぐる説話と信仰(野本寛一)/葛城修験の秘歌(下仲一功)/死者供養の呪歌(小田和弘)
〈ウタの伝承〉酒宴と歌謡(真鍋昌弘)/田歌・田歌本の伝承―田植草子とかかわって―(田中瑩一)/地方における伝承歌謡の享受(森山弘毅)/東北の掛歌(宮崎隆)/伊賀地方の風流踊り歌について(佐々木聖佳)/田植歌の受容と伝承(長野隆之)/奄美の歌かけと《カンツメ節》(酒井正子)/中国少数民族の歌垣(手塚恵子)
〈コトワザの伝承〉古代のこと・わざ(田中文雅)/ことわざの由来(鈴木棠三)/諺の仕組み(武田勝昭)/ことわざの伝承と働き(山田厳子)/昔話・世間話と諺(米屋陽一)/俗信と諺(常光徹)