書名 散文文学〈物語〉の世界
シリーズ名 講座日本の伝承文学 第三巻
著者 美濃部重克・服部幸造編
本体価格 5335円
ISBN4-8382- 5103-3
発行年月 平成7年10月
判形・製本 A5判・上製
在庫情報
口頭の民間伝承はもちろんのこと、民俗を越えて、文字の文学に深くかかわって存在してた「伝承文学」。『講座 日本の伝承文学』は、口承文学の領域にとどまらず、文学事象全体の伝承性に及ぶものとなるその研究の体系化をめざして刊行するものである。
〈総論〉〈物語・説話〉の伝承(美濃部重克)〈カミガタリ〉神話の表現・叙述─民間神話から文献神話に及んで(真下厚)/神話の担い手─記紀成書化前夜の目継の奉誄者たち(上野誠)/神話と祭儀─「みあれ祭」をめぐって(福田晃)/神話と王権─大和朝廷から琉球王朝に及んで(丸山顕徳)/神話と寺社─『塩竈大明神御本地』をめぐって(濱中修)〈モノガタリ〉方法としての伝承(吉海直人)/歌語りの叙述─伊勢物語・大和物語を中心に(岡部由文)/物語の型と虚構─源氏物語を中心に(高橋亨)/モノガタリの沈潜(美濃部重克)/擬古物語の類型─『住吉物語』と『狭衣物語』の影響関係をめぐって(三角洋一)/民間説話系統のお伽草子(真下美弥子)/仮名草子の素材(花田富士夫)〈カタリモノ〉語り物とヒジリ─保元物語・為義最期譚の生成基盤(山口泰子)/語り物と鎮魂─『保元物語』から(服部幸造)/語り物と歴史(佐伯真一)/語り物の周辺─真名本『曾我物語』の窓から(小林美和)/語り物の展開T─幸若舞曲の成立(須田悦夫)/U─説教「苅萱」と「高野の巻」(小林健二)/V─浄瑠璃節の世界(阪口弘之)/W─八百屋お七物を中心に(竹野静雄)



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